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Articles Archive for 7 月 2008

散歩 »

[18 7 月 2008 | Comments Off | | ]

知らない街を歩いて、いろんなものを見て回る時、私はその街に点在する紋所(家紋)を意識的に見て回るようにしている。
街の歴史がイメージされるからだ。
勿論、私は歴史の専門家ではないので、それは実証というものからは遠い。あくまでもイメージ(想像)して楽しもうというのだ。
最近は、C型肝炎のおかげで、出かける事はめっきりと減ってしまったが、以前はたまに、そんな街散策を楽しんだ。
例えば、今年の冬に妻と出かけた秩父日帰り旅行。楽しかった。
街のメインストリート(西武秩父駅~秩父神社)は700メートルくらい。左手に慈眼寺(写真-1)という秩父札所十三番の寺がある。
本堂の後ろに墓地があり、覗いてみた。墓石の紋所には九曜(写真-2)、七曜等の曜(星)紋系が多い。恐らく、ここは、平氏の流れをくんだ(くんだと思い込んだ?)人々が根付いている土地なのであろう。ものの本にも、この土地は平氏良文流・支流の秩父一族が支配していたとある。そして、彼らは自分達のシンボルに曜(星)を選んだのだ。
元来、農耕民族であった日本人は星への信仰はそれほど強くない。関東~南東北にかけて、星宿信仰があったようだが、これは星系紋の集中地域でもある。
日々、星の位置、動きに敏感にならざるを得ない海洋民族、狩猟民族あるいは渡来人の流れをくむ者が、この地方に居住していたのかもしれない。彼らにとっては、真夜中の移動の際に自分が現在どこにいるのかというのが最も重要な情報であり、そのため、天の星は神に近い存在=命綱だったのだ。
ちなみに、星野さん、星川さん、星さんというように、名字に星がつく家は、星宿信仰者の末裔である可能性が高いという。
「巨人の星」の主人公の星一徹・飛雄馬を輩出した星家もそうかもしれない。
原作漫画では星家の長屋の部屋には、折口信夫全集があった(竹熊健太郎さん談)そうであるが、一徹は自分のアイデンティティを定住民としてではなく、マレビト(異人)に求めていた可能性がある。
一徹の周囲に迎合しない生き方は、”星”という名が持つ宿命なのかもしれないのである。
なんか、最後は秩父とは全くかけ離れてしまったね。
秩父の街 紋所散歩2へつづく
まさむね

政治 »

[17 7 月 2008 | Comments Off | | ]

洞爺湖サミット(7月7日~7月9日)での環境問題に対する共同声明。改めて確認してみよう。
2日目のG8首脳国だけの会議では、一応、2050年までに(全世界に対して)温室効果ガスを半減する(ことを求める)ということが採択されたが、次の日、新興国からのプレッシャーにあっさりと押されて、「世界全体の長期目標を採択することが望ましいと信じる」という声明になった。
結局、2050年という期限もいつの間にかなくなっているし、「求める」という文言もなくなっている。結局、これって「とりあえず、CO2削減の方向でやっていきましょうや。」程度の話なのである。
もっとも、元々、じゃあいつに対しての半減なの?っていうことからして曖昧だった。京都議定書が決めた1990年なのか、2005年(日本政府は主張)なのか?記者会見では、福田首相は外国メディアからの質問に対して、目を泳がせながら「それは現状の半減ってことでしょ。」ってごまかした。
よくよく考えれば、日本では、地球温暖化対策は重要課題だってキャンペーンが毎日のようにマスメディアで流されているが(このキャンペーンもかなり胡散臭い)、例えば、本音で言えば、ロシアやカナダみたいに、今まで雪と氷に悩まされていた国々にとって温暖化はウェルカムに違いないのだ。
腹の中ではみんなどんどんCO2出して欲しいとすら思っているのかも…
さて、会見場から去る福田首相は小さくガッツポーズをしていたが、そのポーズにはどういう意味があったのだろうか。
父・福田赳夫が出来なかったサミットでの議長をとりあえず果たしたっていう「父ちゃん、やったよ。」的福田家の事情ではないか。という憶測が出るほど、首相の志は低かったのかと思うと情けなくなる。
かかった経費が500億円とも600億円とも言われているこの会議だが、その具体的な成果が、福田首相の自己満足だけっていうのはあまりにも寂しい。
この寂しさは、居酒屋タクシーどころの話ではないのである。
まさむね

ビートルズ »

[16 7 月 2008 | Comments Off | | ]

ビートルズは20世紀最大の奇跡である。
1962年にイギリスの地方都市、リバプールから突如現れ、激動の60年代を席巻した。
音楽のみならず、ファッション、ライフスタイル、ビジネスモデル、政治等あらゆる面で、世界中の若者に影響を与え、革命を起した。
ビートルズが残したロック、提起した諸問題は、21世紀の現在でもけっして色あせてはいない。
だからこそ、今、時間を見つけて、もう一度、ビートルズのレビューをしてみようと思う。
さて、僕は、ビートルズデビューしていない若者に嫉妬を覚える。彼らには今後、豊かなビートルズ体験という宝の山が待っているからだ。
ビートルズを聴くということは、”天才”に触れるという至高の体験なのだ。
僕が中学の頃(35年以上も前)は、ビートルズの曲が聴きたくて、一日中、ラジオにかじりついていたものだ。RCサクセッションの「トランジスタラジオ」の世界だよね。
ベイエリアから♪
リバプールから♪
このアンテナがキャッチしたナンバー♪
でも、今なら、Youtubeとかで映像付でいつでもビートルズに会う事が出来る。
現代はけっして、悪い事ばかりではない。こういう面では全くいい時代になったもんだね。
最後にRCの忌野清志郎さん。ジョン・レノン スーパー・ライブで復帰したばかりだったのに、がん転移してたんだってね。もう一度、頑張れ。
まさむね

J-POP »

[15 7 月 2008 | Comments Off | | ]

2004年から2005年にかけての大ヒット、ORANGE RANGEの「花」。
この曲を主題歌にした映画「いま、会いにゆきます」も大ヒット。
主演の中村獅童と竹内結子との恋愛>結婚>出産。
この歌のイメージも手伝って、純愛カップルとして世間の祝福を受けるも、今年2月に離婚。
だから、今改めて、「いま、会いにゆきます」を見ると、中村獅童と竹内結子の演技が秀逸なだけに、なんだかとても残念だ。
「愛し合って ケンカして、色んな壁 二人で乗り越えて、生まれ変わっても あなたのそばで
花になろう」って言っていたんじゃないの?って突っ込みたくなってしまう。
まぁ、現実というのは常に残酷で不透明なものだから、言っても仕方ない事なんだけどね。
さて、この「花」であるが、よくよく聴いてみると、あまりにも主観的な歌詞である事に驚かされる。
相手の事を一方的に好きになって、思いつめるモノローグは引いてみるとかなり”痛い”。
二人の出逢いにもっと感謝しよう
あの日 あの時 あの場所のキセキはまた
新しい軌跡を生むだろう
何故キミに出逢えたんだろう
キミに出逢えたこと それは運命
君の喜び 君の痛み 君の全てよ
さぁ 咲き誇れ もっと もっと もっと
社会全体が、性的異常者の存在自体をネグレクトし、ストーキングに対して、どんどんと狭量になっている一方で、このような、”痛い”内面を支える大ヒットが何の後ろめたさも無く、次々に再生産されている現実。
しかし、何か性的な事件があると、美少女ゲームやエロサイトは槍玉に上がるが、”思想犯”としての「花」は追求されることはない。
まさむね

TV番組 マスメディア »

[14 7 月 2008 | Comments Off | | ]

久々に「オーラの泉」を見た。
小島よしおと美輪明宏さんとの絡みが興味あったからだ。
美輪さんは小島よしおの新ギャグの「パツキンピヤァ~」ってやられて大笑い/大喜びしてたな。これには僕も釣られ笑い下よ。
しかし、しばらく見ないうちに、この番組から、「生まれ変り」とか「前世」「来世」みたいな怪しげな話が一切なくなっていたのには驚いた。
BPO(放送倫理・番組向上機構)からの勧告(?)というのも大きいんだろうけど、世間の風向きが微妙に変ってきた事の反映ととらえるべきなのであろうか。
じゃあ、霊界的コンセプトの代わりに、美輪さんと江原さんがどういう概念を持ち出したかといえば、それは「人間力」だ。
小島よしおが、自分が一発屋ではないか?という不安を吐露したのだが、美輪さんは笑って、「アンタには人間力があるから大丈夫よ。」と応えていた。
小島よしおは、唐突なお褒めの言葉にキョトンとしていたな。
しかし、この世にはびこる「○×力」のたぐいの中で、人間力ほど、胡散臭い概念はないよね。
だって、これって、わかる人にはわかるけど、わからない人にはわからないでしょ。
結局は「前世」というコンセプトが、非科学的って言うんで、それを言い換えただけなんだよね。この概念。
人をどうやって褒めたらいいかわからない時にこそ、こういった概念が出てくるんだよ。
「君って人間力あるね」って言われたら、「貴方にもありますね」って言い返せるくらいの心の余裕が欲しいよね。
まさむね