Articles Archive for 19 11 月 2008
政治 »
ちょっと前の話になってしまうが、G20に出席した麻生総理。
IMF(国際通貨基金)に10兆円供出を約束して帰ってくる。
曰く「後世、歴史的な会議と呼ばれることになると思う」とのことだが、その10兆円は誰がどこから出すのか?
日本は800兆円の赤字がある。それなら10兆円位増えてもあんまり変らないってことなのか。
金が無い、無いって言ってなかったっけ?
でも、この件、世界のための日本という美名の下で、マスメディアの批判は無し。
そもそも、今の時代、IMF自体というアメリカ主導のシステムが発展途上国にどのように思われているのか。
日本は、今後もアメリカ主導の経済体制について行きますという宣言をしたようなものだ。
しかも、そのアメリカって、現時点では、まだ、ブッシュのアメリカでしょ。
今回、オバマが居ないところで、日本がIMFに10兆円を張ってよかったのか。
オバマの方向性は、国際協調なんだから、来年、日本がハシゴをはずされる危険性はないのか。
経済に全く素人の僕だが、これらの疑問って全く的をはずしている?
ちなみに、僕が、どの位、経済音痴なのかって言えば、例えば、麻生総理が読めなかった前場に関してだって、”まえば”か”ぜんば”か知らないが、この言葉自体、何の事かわからない。
大体、ダウって何だ?ってレベルだからね。
さて、先日、民主党の小沢さんが麻生総理に急遽、党首会談を提案した。
その日の夕方に、会談が実現って、小学生の「遊びましょ」じゃないんだから。
2人とも暇だったの?
小沢さんは、第二次補正予算を今国会で提出するように、総理に要求。
選挙より経済優先って言いながら、予算提出を来年にするって事の矛盾をついたらしい。
でも、麻生さんは、定額給付金の件をまとめきれないんだと思う。今国会に提出するなんて無理ですって周辺(笑)に言われてるんだろう。
おそらく、本音では、やってもやらなくてもどっちでもよかった。っていうか、元々関心なかったんだけど、公明党とかが「やってよ」っていうから、政策に入れたら、いろんな矛盾点が出てきて収拾がつかなくなった。
俺のせいじゃないって思ってると思うよ。
なんだかババ抜きのババみたいになってきた定額給付金。結局どこに着地するのか。ちょっと怖いもの見たさで興味深い。
一方、民主党もはがゆい。与党の第二次補正予算が出たら、民主党の経済対策を党首討論でぶつけて、その場で解散を迫るっていうのが大向う受けする手順なんだろうけど、小沢さんはそうはしないだろう。
でも、それは仕方が無いのかなぁ。
古来、権力者っていうのは、偏屈で疑い深い人も多い。っていうか最終的にはそういう人が権力を握ってきた。
最終的には秀吉は家康に、かなわなって事だよ。
恐らく、小沢さんの血には斬った張ったのヤクザ的なものは入ってないような気がする。根は、東北の農民だから、寝技しか出来ない。
体質的に、小泉さんが横須賀の博徒、麻生さんが筑豊の川筋者(人買い)の流れにあるのとは違うからね。
そうこうしているうちに、元厚生事務次官へのテロとも見える殺傷事件が起きた。
テレビでのキャスター、コメンテーターは必ず、枕詞のように”どんなことがあったとしても殺人というのは卑劣な行為です”をつけるいつものお約束。
とりあえず、全員が言わなくてもと思う。
ネットでは、事件の痛ましさを嘆くよりも、この事件に対する厚生省関係者の「今回の事件は見当がつかない。」っていう発言が一斉に槍玉に(19日の深夜2:00頃)。
改めて、多くの人が潜在的に持っているマグマのような熱い怒りを再認識。
怒りのハケ口をみんな求めているんだろうな。こっちの方が大きな問題のような気もするが。
まさむね
映画 »
千と千尋と日野ヒデシの恐怖豚の街の関連性を真っ先に指摘した当イッボンギであるが、時代の差をぬきに比較できないが、ボニョでパヤヲは既に大手塚(だいてづか)を凌駕したと思う。ルパン三世とナウシカでほぼ手塚にならぶ知名度を得、その後の作品群で(漫画と映画を単純に比較出来ないが)手塚に対して量的にも遜色無いと思う
盟友であり思想的師であった高畑を、才能の差で飼い殺しかつ再起不能にし、彼のバイブルでありあったゲド戦記はナウシカで用済みとなると息子の手で映像化し致命的ダメージを作品に焼き付け、最初映像化を袖にし後に懇願した作者ルグインを苔にした様は大作家の風格である。まさに親殺し子殺しの主人公さながらに悲劇で喜劇だ。大衆的かつ前衛的、家族的でロリコンで、左翼的でエコでアナーキ、この時代に生まれてホントに良かった
大友の絵に対してボクも描けるといい
イシノモリや劇画の胎動に対して言い放った前代の神様さながらだ
他でも指摘するものがいるが、唯一、黒沢との対談映像でパヤヲがヘコヘコする様だけが神様の汚点である。
黒澤なんて二人に比べたら寡作な前座の神様だ
一本気メモメモ »
2ch 平成床屋談義 町の噂“政治から経済まで日本の過去と未来を真面目にじっくり語るスレです。
みんな仲良く、荒らしはスルー、品のない罵倒嘲笑はルール違反。 ”
一本気メモメモ »
まさむねさんのハイペース・ハイレベルに太刀打ちできなので
「小鳥メモメモ」みたいな、とうかママ、
ネットのおもしろいトコ、メモメモするカテゴリーはじめました
小鳥メモメモ
書評, 社会問題 »
日本社会に、「少子化」という言葉が定着して十年以上たちました。
日本で子供を生むことが少なくなるのことに関して、さまざまな調査や議論がなされ、さまざまな対策が提案され、実施されています。
そこで、いつも疑問に思っていることがあります。
それは、少子化の直接の要因が「未婚化」、つまり、結婚する人の減少にあるのにもかかわらず、少子化対策として打ち出されるものは、子育て支援(保育所整備や育児休業導入や児童手当)なのです。
-「「婚活」時代 (ディスカヴァー携書 21)」山田昌弘、白河桃子 P195-
確かに、僕も、「猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?(猪口邦子、勝間和代)」を読んでいて、そう感じたことがある。
今は、職場の飲み会等で「結婚しないの?」というだけでセクハラになる時代である。
行政は、結婚する、しない等のライフスタイルに価値の序列をつけ、一方を明らかに推進するような政策も取りにくいのかもしれない。
だから、結婚という面倒なハードルは置いておいて、その次の出産/子育てにお金をばら撒くというのがいつも通りの安易な行政手法か。
まぁそれはいいとして、この本の著者の山田昌弘氏は、僕が信用できる数少ない社会学者の一人だ。
最近は、たまに報道ステーションのコメンテーターとしてテレビでも見受けられる事もあるが、山田先生の個性を古舘氏の”振り”が十分引き出せていないのが残念だ。
パラサイトシングル、1998年問題、希望格差社会、そして婚活時代というように、90年代以降の社会学(御専門の家族社会学にとどまらず)の名コピーはすべてこの人の手によっていると思えるほどの山田先生、おそらく、時代を斬るセンスが卓抜なのである。
そして、それらの言葉は、いつも僕らに、考えるヒントを与えてくれるのだ。
例えば、以前、このブログ内で、小室哲哉がプロデューサーとして凋落した現象を、山田先生が提唱された1998年問題にからめて書かせていただいた。
僕が山田先生の発言にいつも感動するのは、現代日本の一般的な価値観を、上品に批判するような、例えば、下のような箇所だ。
結婚年齢がばらつくことにより、逆に、自分の思ったタイミングで結婚できるとは限らなくなってくるのです。
就職にしろ結婚にしろ、自由化が起こればおもいどおりにならなくなるというパラドックスです。
選択肢が増えれば増えるほど、自分の思い描いた選択ができなくなる。
その結果が現在の急速な晩婚化、非婚化の進展となって現れているわけです。
-「「婚活」時代 (ディスカヴァー携書 21)」山田昌弘、白河桃子 P18-
自由になる事、選択肢が増えることは、絶対的に正しいことっていうのが現代の絶対的価値観の一つだ。
自分の選択肢をふやすために、ひとは高学歴を目指すわけだし、高収入を得ようとする。現代的価値では、これはけっして悪い事ではない。むしろ正しいことだ。
しかし、自由はけっして、人々の幸福度を上げるわけではない。
自由は、一方で、おちこぼれを生み出すという残酷な一面を持っているのだ。
いつだって好きな人と結婚できる意志と、魅力と、能力と、家柄と、自由を謳歌出来る階層の解放のイデオロギーが同時に、そのどれも持っていない大多数の非モテ系の人々の普通で当たり前の幸せのライフサイクルを脅かす。
言い方を変えるならば、女性解放運動、人権運動の理論的な正しさが、必ずしも一般人の幸福には結びつかないという事なのである。
小渕優子・少子化担当大臣や猪口氏に、誰か山田先生の本を贈ってほしい。
まさむね
書評, 相撲/プロレス/格闘技 »
ところで、この神について、第二十八代木村庄之助は、私(内館牧子氏)に次のように語っている。
「現在の主祭紳三柱を招くようになったのは、昭和二十年、終戦直後の事である。その前は天神七代、地神五代の神々を招いていた。
(中略)
戦後になって、立行司と彦山光三が相談して、武神と力の神だけ三代にしたと聞いている」
こういう話を聞きだせると、本当にワクワクする。
-「女はなぜ土俵にあがれないのか (幻冬舎新書)」内館牧子 P184-
土俵には神様が居るから、女は上がれないのだ、いや、それは女性差別だ、といった論争が、たびたび起きては消えていくが、それでは神様って誰って言ったら、ほとんどの人は知らないだろう。
それを明かしてくれるのが冒頭の部分である。
こんな大事な事を、相撲協会の理事会等で話し合ったのではなく、なんと、行司の一人が、当時の相撲解説者と相談して、ある意味、勝手に神様を変更しているのだ。
おそらく、GHQから文句を言われないようにとの先読みの配慮があったことが推測される。
ちなみに現在の三柱は、天手力男命、建御雷之男命、野見宿禰だそうだ。
上記の事、一つとっても、大相撲というものがいかに、伝統を、状況に合わせて、作り上げてきたのか、その健気な歴史がよくわかる。若干の悪意を込めていうならば、その歴史は、いかに権力に媚びるかという歴史でもあった。
生き残りを賭けた本当に健気(そして大男達に似合わず、ビクビク)な闘い歴史だったのである。
さらに、この本は、大相撲を離れても、一般的に日本的伝統というものは守ってきたものではなく、作られてきたものであるという事がわかる、極めて優れた日本文化論だと僕は思う。
さて、先週の「関口宏のサンデーモーニング」の最後のコーナー、一枚の写真では、大相撲の観客がいかに減っているかを示す写真が紹介され、勝手なことを言っていた。
ロクに見もせず、知りもせず、関心もないくせに、イメージだけで、大相撲に関して語るのはやめてほしい。
世間的にはいろんなことがあったが、今場所の土俵ではいつも通り、熱い戦いが続いているのである。
例えば今日(平成20年九州場所9日目)の取組だけに限っても、いくつも見所があった。
雅山と嘉風の突き合いは最高だった。雅山は優勝の可能性もあるかも。
高見盛と鶴竜の一番。最後、土俵際でもつれた時、土俵の一部が崩れる。なにかやってくれる高見盛健在に館内大笑いだ。
把瑠都が勝ち越した。相手の背中越しにつかむ彼の上手は新しい相撲の時代を感じさせる。
琴奨菊が稀勢の里を得意のがぶり寄りで下す。豊ノ島も加えた有望日本人トリオ。今場所いずれも好調だ。
強い時はめっぽう強い琴光喜。怒涛の勝利に、愛子様もきっと笑顔になったことだろう。
等など、書き出せばきりが無い。
最後に一番言いたいこと。グローバリズムやジェンダーフリーなどに惑わされている場合ではない。
現在、この大相撲が、いろんなバッシングを受けている時だからこそ、大相撲を擁護したい人々は、バイブルとして、読んでほしい一冊である。
まさむね



