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診察室ベッドの「4の欠番」が気になるという話

18 2 月 2009 No Comment

いつも肝炎の注射をしてもらっている診察室には4つのベッドが並んでいて、各ベッドには、1,2,3,5という番号がついている。
行く度に、4が欠番になっているのが気になる。
太い注射なので、いつも3と5のベッドの間を何気なく見てしまう。
目に見えない4番のベッドがあるというような空想にいつも襲われるのだ。
    ◆
何週間か前に、「ゲゲゲの鬼太郎」でこの不在の4番に住み着く妖怪=達磨についての回があった。
大雑把に言えば、昨今、人間が4という数字に恐れを抱かなくなったせいで、それらの妖怪が人間の世界に出てきてしまってトラブルを巻き起こす話である。

確かに、最近は街では”4の欠番”をあまり見なくなった。
子供の頃によくバスで通った中野から新宿行きのバスの窓から見えた水道通りにあった駐車場とか、浅草国際通り沿いのサウナとかいくつかは記憶に残っているが、今はどうなっているのだろう。
誰か、4の欠番が東京の何処で見られるかというような「東京欠番4マップ」を作ってくれないだろうか。
    ◆
サン=テグジュペリは「星の王子様」の中で「大切なものは目に見えない」という名言を教えてくれたが、僕等はどうしてもいつの間にか、そんな事を忘れてしまうような毎日を送っている。
おそらく、僕等の先祖は目に見えないものを想像することに長けていた。
風の音や、木の匂い、巨石の冷たさ、そしてフッと我に返った時に感じる「あれは何だったんだろう」という瞬間に、神や妖怪を感じていたんだと思う。

現代の僕達だって、たまに、神社とか霊園に足を運ぶと、そういう過去の想像力を、刹那、蘇らせることが出来るような気がする。
僕は、そんな「気のせい」が、どこからともなくやって来る一瞬が、何ともいえなく好きだ。

境港の水木しげるロードで、「こなき爺(左絵)」や「あかなめ」のブロンズ像と一緒に写真を撮るのもいいと思うけど、どうしても、川のせせらぎに「小豆洗い」を感じる一瞬にも愛おしさを感じざるを得ない。

まさむね

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