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いろんな意味で注目してしまう「Mr.Brain」の木村拓哉

31 5 月 2009 No Comment

TBSの土曜ドラマ「Mr.Brain」が好調のスベリ出しだそうだ。
初回視聴率が24.8%、今日放送の2回目もおそらく20%を超えるだろう。
このご時世、普通に20%を超える数字をたたき出すのだから、さすが木村拓哉である。

内容に関しては、細かいところまで金をかけているだけあって、贅沢なつくりになっている。
さらにドラマの中にジャンケンの勝ち方みたいな話とか、脳に関するちょっとした豆知識も入っていて、これも最近、特に流行の露骨なプラグマチックネタである。
このドラマの中に役に立つ、あるいは役に立ちそうなネタを仕込むというのは、ドラマを純粋に見世物として楽しむ態度の衰退とみるべきなのだろうか。
あるいは、かつてはその内容というよりも、次の日の仲間との話題ネタ、すなわち、コミュケーションのための道具として機能していたドラマが、携帯電話の発展でその役割を失いつつあることに対して、その替わりに担った新役割なのであろうか。
それはまたいつか考えてみたいと思う。

さて、「Mr.Brain」である。シナリオの不備を、木村拓哉の存在感とその他のとりあえず名のある役者陣の豪華さで補っている。これが僕の評価である。
シナリオの不備というのは、例えば、2回目の放送で、小雪が犯人だとわかってしまうシーン。
殺人現場にネックレスの玉を落として、手の中にその玉があることを知っていて木村拓哉が小雪にジャンケン勝負を挑むシーン。小雪はその玉を見られたくないがために、グーしか出せないと読んだ木村はパーを出して勝つ。
そして、何故、小雪がグーしか出せないのかという謎解きをして、彼女が犯人であるということを証明するのであるが、話の流れが、小雪の心情を全く無視しているのである。
小雪としては、その玉を見られたくなかったなら、逆の手でジャンケンすることも出来ただろうし、そもそも、絶対に手を開けないような状況でジャンケン勝負を受けるという心理はありえるのだろうか。
自分が、その小雪のシチュエーションだったら、どうするかを考えれば簡単に答えは出ると思う。

ただ、ボーッと観ていればおそらく、話は綺麗に進んでいるように見えるのかもしれない。それだけの演出と役者の演技力があったのは確かだ。
実は僕は木村拓哉が大好きなのだ。今まですべてのテレビドラマで最高なものは何かと問われれば、迷わず「ロングバケーション」と答えるだろう。
あまりに、そのドラマが好きなために、僕の中では今でも木村拓哉は、山口智子と一緒にボストンにいるのではないかという幻想がどこかで生きているである。
だから、僕的には木村拓哉は、このドラマでも、若手俳優人気ナンバー1の水嶋ヒロに完全に勝っている。さらにうがった見方をすれば、この「Mr.Brain」の役柄上、かっこいい木村拓哉と情け無い水嶋ヒロをぶつけることは、ジャニーズが研音をつぶしのために仕組んだワナでは?とさえ思ってしまうのである。

しかし、木村拓哉も人間だ。欠点はある。木村拓哉が好きな僕ではあるが、その欠点に関して気にしないといったら嘘になる。だから敢えて、以下続けるのだ。(ファンの方、悪く思わないでね)
その、第一の欠点がその身長である。公称では176cm、しかし、一部週刊誌やネットなどでその件に関しては、様々な疑惑をもたれているのは事実だ。
その彼の欠点をこのドラマはどのように「処理」するのか。実は、僕にとっては、それが一つの楽しみであった。

言うまでもなく、身長の低さを隠すには、第一には背の低い俳優との接近した絡みを多くすればいい。僕はこのドラマの田中裕二起用は、そこにポイントがあるのでは?と見ている。実際、1回目、2回目ともに、田中祐二との「接近戦」が組まれ、木村拓哉のイメージは完全に補強されていた。しかも、今回は香川照之と、顔を近づけ、鼻までつけるシーンがあり、さらに身長イメージ補強はダメを押されていた。
しかし、一方、水嶋ヒロ、小雪との絡みという問題が残った。
ちなみに、こちらも公称ではあるが水嶋ヒロは180cm、そして小雪は170cmである。
特に小雪には以下のようなエピソードが残されている。興味を持たないで見ろというほうが無理ではないか。


「長身の女優はドラマや映画のキャスティングで苦労することが多いですからね。ドラマ『エンジン』では、ヒロインの小雪の身長が木村拓哉よりも高かったため、ツーショット撮影はかなり気を使ったそうです。また、ドラマ『プロポーズ大作戦』では、長身の長澤まさみとの釣り合いが考慮されて、長澤の友人役としてさらに長身の榮倉奈々が抜擢されました。本人や相手役がバランスを気にするケースは意外に多いから、ガッキーの心中は複雑かもしれません」(テレビ関係者)「ガッキーが身長のことで悩んでる???

しかし、結果としては、小雪との絡みでも、水嶋ヒロとの絡みでも、木村拓哉の身長イメージは十分維持出来ていたように思う。特に、水嶋ヒロとのシーンでは、カメラが下から見上げるシーンが少なくとも2回確認され、その身長差は周到に隠蔽されていたように思える。特に小雪のネックレスの玉を確認するシーンで、木村拓哉と水嶋ヒロが二人してしゃがむのであるが、その際の水嶋ヒロのより念入りの深いしゃがみに彼の大先輩への敬意を見たのは僕だけだろうか。
しかし、今後、2人の絡みが毎回、下からのカメラというのはどうなのだろう。来週からさらに二人の絡みは、さらに楽しみである。撮影班の「配慮」はこのドラマの一つの見せ所となっていくに違いない。
       ★
また、身長問題と連動する欠点が彼の顔の大きさである。今まではそういったシーンはないようだが、田中祐二が木村拓哉の「身長対策」として起用されたとすれば、「顔の大きさ対策」として起用されたのがトータス松本ではないかと想像してしまう。こちらも今後の絡みが楽しみである。
       ★
最後に、芸能人といえば、疑惑を持たれるのがいわゆる「宗教関連ネタ」である。個人の信仰にかかわることなので、本来なら、疑惑などということ自体、問題であることは確かなのだが、興味を持っている人が多いのも事実だ。そういう意味では、木村拓哉が、殺人現場で「南無阿弥陀仏」ではなく「南無妙法蓮華経」と手を合わせていた事は何か深い意味があるのであろうか。この一行は、シナリオ通りなのだろうか、それとも「素」なのだろうか。

まさむね

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