Articles Archive for 22 7 月 2009
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先日の「大人のソナタ」は興味深かった。
日本人にはモノを怖がらない遺伝子を持つ人が少ないというのだ。
例えば、ヨーロッパ系外国人は35%、アフリカ系外国人は68%、しかし、日本人にはたったの3%しか怖がらない遺伝子を持つ人がいないらしいのだ。
詳細な科学的根拠は不明だが、なかなか面白い説だと思った。
だから、日本人は妖怪やお化けの存在を信じる、そしてそれを怖がるというのである。
そういえば、以前、イギリス人は、他のヨーロッパ人に比べて幽霊を信じているというような話を聞いたことがある。
Beatlesにも「Cry Baby Cry」っていう幽霊ごっこをする子供を歌った歌があるし、ネッシーやミステリーサークル、ハリポタを生み出したのもイギリスである。
ユーラーシア大陸の東西の端にある島国に、それぞれ怖がり屋の人々が多いっていうのはどこか示唆的ではないか。ようするに、元々大陸にいた人々の中で怖がり屋が両端の島に逃げてきて住み着いたという仮説が成り立つからだ。
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確かに、日本人は怖がり=慎重な民族ということが言えるかもしれない。だから、狩猟よりも農耕を選んだ、とか個人でリスクをとるよりも、集団で顔を隠すような社会を選び取ったのかもしれない。「和」という価値を第一に置くメンタリティも、そこから説明できるかもしれない。他人とのトラブルを極端に嫌がるのは怖がりということだからだ。
そういえば、先々週あたりだったか、木村拓也主演の「Mr.Brain」で、「微笑」というものは恐怖心の裏返しという話をしていた。
元々、恐怖心の強かった人類の祖先は、何物かが近づくと歯をむき出しにして相手を威嚇しようとする。しかし、その何物かが敵ではないとわかると咄嗟に、歯をむき出した顔をごまかそうとする、その時の顔が「微笑」というのだ。
日本人は、外国人から、よく「微笑」する民族だと言われるようだが、逆にいえば恐怖心が強いところから来る仕草なのかもしれないのである。
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さらに話を進めてみると、現代のような明日が不透明な時代、不安な時代、日本人は必要以上に恐怖心を感じているのかもしれない。その不透明さに対して果敢に挑戦していこうとするよりも、後ろ向きになったとしても安定性にすがろうとする行動をとるのも、遺伝子的に納得出来る行動なのかもしれない。
僕は、選挙において世襲議員に投票してしまう行動パターンは、一種の安定への志向の表れだと思っている。
それは利権温存、不公平というような問題以前に、日本人の精神性に根付いた行動なのである。
政治家の世襲制限をするということは、安定性を求めようとする有権者の自由をも奪うことでもあるという反面にも注目すべきかもしれない。
まさむね




