Articles Archive for 26 7 月 2009
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長谷川順音先生が今年の1月に亡くなった。
僕は、毎年、お中元とお歳暮でご挨拶させていただいていたのだが、今年のお中元のお返しは、奥様から、先生がお亡くなりになったという悲しいお知らせだった。
先生は、僕が家紋に興味を持つきっかけを作ってくれた方だ。
以前の会社で、先生と一緒に家系調査の仕事をさせていただいた時からのお付き合いで、いろいろなことを教えていただいた。
こちらが粗相をして烈火のごとく叱られたこともあったが、いつもはとても温厚で、思いやりがあり、優しかった。ちなみに、カラオケにおける声の伸びも一流だった。
先生はいわゆる昭和一桁生まれ、様々な人生経験をされてきた。
先生が僕に話してくれた一番の逸話が、戦争体験だった。
その頃、先生は少年兵としてシナにいたという。
毎日、朝の訓練というのがあったが、ある日、先生は腹痛で朝の訓練を遅刻してしまった。
急いで、訓練場に着いたら、なんと、同級生達が全員、馬賊に殺されていたのだ。
先生は、歩いてそこから最も近い日本軍の駐屯地まで逃げた。たった一人でだ。
それこそ、文字通り、必死だったという。
そういう体験をされている方は強い。その後も、いろんな事を経験されてきたという。
いわゆる「美味しい話」に騙されたこともあったらしい。
家系調査という仕事柄、様々な危ない目にあったこともあったらしい。
おそらく、先生の優しさは、そういったいろんな経験の賜物なのであろう。
先生は常々、人生には落とし穴が沢山あるから、とにかく誠実に生きなさいと言っておられた。
「自分のルーツが解る本」「春日局」「ニッポン人の氏姓」等、沢山の著作も残されている。
今度、ゆっくりとまとめて読み返してみたいと思う。
まさむね
先生の画像は、神田雑学大学よりお借りいたしました。




