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コンビニのおにぎりが美味しくなって、それでいいのか

6 8 月 2009 No Comment

最近、感じるのだが、コンビニのおにぎりが美味しくなった。

一昔前だったら、腹が空いたからしかたなく食べるものの代表がコンビニのおにぎりだったが、今はとてもそんなレベルではない。
中に入っている具も、以前だったら、タラコとシャケと梅くらいだったのが、今では、シャケもグレードアップし、ハラミとかになっているし、ご飯もただの白米じゃなくて、チャーハンとか、オムライスとか鶏五目とかの種類も豊富だ。
そりゃ、全国に何千店舗もあるチェーン店が金をかけてマーケッティングし、生産開発させ、価格も抑えてというようなことをやれば、自然と高品質のものが出来るだろう。
家族経営のおにぎり屋も、最初はユニークな味とか量の多さで対抗できたとしても、長い目で見れば徐々に押されていくのはしかたがないのかもしれない。勿論、個人的にはそういった家族経営店を応援したいという気持ちが無いわけではないが、残念ながらいつの間にか足はコンビニに向かってしまう。そんなユーザーが多いのではと想像する。
日本には元々、そういった町々の小さな商店が沢山あって、地域に根付いた商売をしていたのだが、それが90年代以降の大店法改正などによって、徐々に大手スーパーなどに市場を奪われていった。
これを自然の流れというにはあまりにも、残酷な結果だが、このいわゆる自由化の波によって、町の商店街はどこもシャッター街となってしまった。
僕はかつて(今から5年位前)、ある取材で、プロレス興行に付いて行って、南は熊本から北は北海道まで、日本海側を車で移動したことがあったが、熊本、臼杵、福岡、広島、出雲、福井、上越、酒井、秋田、釧路、旭川...どこもかしこも似たような感じだった。国道沿いには、どこにも大型ビデオレンタル店やファミレスや大型パチンコ店が並び、逆に駅前の通りは閑散としていた。
最近はさらに、画一化、過疎化が進んでしまっているのだろうか。

経済学者や社会学者は日本国内で回るような地域社会を作らなければならないと言うが、その社会を作るための思想がヨーロッパ的なスローライフの思想になるとは思いづらい。
民主党が政権を取ったら、NPO設立など、「良きこと」をしたい人にはいい世の中になるのかもしれないが、そういった善意はどれだけ浸透していくものなのだろうか。
今までは、補助金という形で、地域の「顔役」に回っていて、そこから一般の人々になんらかの形で配られていたお金が、直接、個々の家庭や個人に回ると、地域の地場産業は益々苦しくなりそうな気もする。ガソリンの暫定税が廃止され、高速道路が無料化されると、若者はさらに、大型店や都会に出て消費するようになるかもしれない。
その結果、小さい商店は益々やっていけなくなって、店のオヤジたちは、いつの間にか大きなスーパーの店員になってそれで幸せなのだろうか。
そのうち、隣の晩御飯でヨネスケが行く家々、どこへ行ってもスーパーのお惣菜が並ぶようになってしまっているかもしれないのだ。

東京でサラリーマンをして暮らしていると、いろんな事がわからなくなる。
コンビニのおにぎりが美味しくなったと言って、喜んでいる場合ではないのかもしれない。

まさむね

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