ジョージ・ハリソンベスト10は意外に選ぶのに苦労した
今月も月末の31日になった。
先月から、月末日には、自分のビートルズのベスト10を公表することにしている。
しかし、ただのベスト10だと代わり映えがしないので、毎月、テーマを決めてみようと思う。
とりあえず、今月はジョージ・ハリスンの楽曲から選んでみることにする。
ジョージの楽曲に対する評価ほど、固定化されている評価というのも珍しいかもしれない。
中山康樹氏の言葉を借りるまでも無く、彼のその固定的な物語とはこうだ。
初期はジョンとポールの陰に隠れ、くすぶっていたが、中期にインド音楽と出会い、独自の世界を切り開く。しかし、才能が完全に開花するのはホワイトアルバム収録の「While My Guitar Gently Weeps」、そしてビートルズ最後のアルバム「Abbey Road」における「Something」「Here Comes the Sun」でジョンとポールに肩を並べるほどに成長という物語である。
僕は上記以外のユニークなジョージ評を見たことが無い。勿論、僕も大筋、賛成だ。
しかし、楽曲の評価とは別に、彼の新進性への評価という視点もあっていいような気がする。
例えば、「嘘つき女」や「Taxman」はビートルズが始めて政治的なメッセージを込めた歌である。また、「I Want To Tell You」のアジア的不協和音も初めてソングかもしれない。さらに、「Within You Without You」の思想は、後のジョンの思想を先取りしている。
ジョージはビートルズで最も年下にもかかわらず、いやだからこそかもしれないが、新しいモノ好きという面があるのだ。
そういえば、ムーグシンセサイザーという当時、最新の楽器をビートルズに取り入れたのも彼だった。
ジョージのそういった新進性は、もっと評価されてもいいと思うのだがいかがだろうか。
さて、前置きが長くなったが、これが、僕のジョージベスト10だ。
1.Here Comes the Sun
2.I want to tell you
3.嘘つき女
4.While My Guitar Gently Weeps
5.Only a Northrn Song
6.Something
7.It’s all too much
8.I Me Mine
9.If I Need Someone
10.Love you To
1位の「Here Comes the Sun」、こんなに自然な曲は珍しい。歌われている対象が「自然」、出来方(アップルの会議をすっぽかして、エリック・クラプトンの家で日向ぼっこをしている時に作曲)が自然、そして勿論、曲の流れが自然。
2位の「I want to tell you」、日本ツアーのオープニングとしてこの曲が流れた時の興奮は今でも語り草となっている。
3位の「嘘つき女」。ポールのファズベースが新鮮。ジョージの楽曲ではポールのベースが暴れる(「Taxman」「While My Guitar Gently Weeps」「Something」)という伝説があるが、この曲もその一つ。
4位の「While My Guitar Gently Weeps」は言うまでも無く、名曲中の名曲。エリッククラプトンの参加にポールが秀逸なベースプレイでビートルズのレベルの高さを見せ付けたというのも伝説の一つ。
5位の「Only a Northrn Song」。この曲は「Savoy Truffle」「Old Brown Shoe」などと並んで、ジョージのポールへの皮肉が込められているというのが僕の解釈。
6位は「Something」。言うまでも無くジョージの楽曲の中で一番有名。ポールのベースも凄い。
7位の「It’s all too much」は、サイケデリックサウンド。イエローサブマリンのアニメで使われた。
8位の「I Me Mine」は映画「Let It Be」内で、ジョンとヨーコとのダンスシーンとして印象に残る。サビの入り方がちょっと唐突。
9位は「If I Need Someone」。ビートルズの武道館公演時も演奏されている。
Carve your number on my wall And maybe you will get a call from me If I needed someone
電話番号を壁に刻んでおいて ひょっとしたら電話するかもしれないよ 誰か相手がほしくなったら
という歌詞は、現代だったらちょっと問題になりそうなタカビーな感じがしないでもない。
そして、10位の「Love you To」は、次の年のサマー・オブ・ラブの思想を先取りしている。「1日中愛し合おう、歌いながら愛し合おう」っていう生き方が、享楽的である。
他にも「Within You Without You」とか「I Need You」「Savoy Truffle」等、後になって入れたかった曲もあるが、これがベスト10の残酷さである。ご容赦。
まさむね





ジョージのベスト10、素晴らしい企画です!
「Here Comes the Sun」
1位ですか。
アレンジもいいし、リンゴのドラミングも決まってますね。
アコースティックで、さわやかなナンバーですね。
私のNo,1は「If I Need Someone」です。
3人のコーラスが好きです。
ヤンマさん
こんばんわ。
If I Need Someone は僕も好きです。
ジョージのギターの前奏おしゃれですよね。
Rubber Soulの曲はどれも粒揃いで、アルバムとしても最近、一番よく聴きます。
この間、ヤンマさんがご自身のブログで書かれていた「Drive My Car」から、最後の「浮気娘」まで独特の統一感がありますよね。
「Help」の4人で一緒の明るさとはちょっと違った、メンバー一人一人の私小説的な青春とでもいいましょうか。それでいて暗くはない。
あの微妙な感じが大好きですね。
個人的には「The Inner Light」も好きです。
何と言っても、アナログで唯一揃えられなかった曲ですから(笑)
でも、ジョージで「意外に選ぶのに苦労した」と言っては、
ジョンやポールは困難でしょうね(爆)
それより、リンゴはどうするんでしょう?
John Beatle Lennonさんへ
こんにちわ。
「The Inner Light」は、ポールとジョンのコーラスのところ好きですね。あと、ポールがいい曲だってジョージを励ましたエピソードとか、ちょっとグッときます。
ジョージの曲は比較的に少ないので、それに定評のある曲が決まっているという印象があったものですから。それが、本気で選んでみるとなかなかどうして、大変だったというわけです。
リンゴは、多分、リンゴのドラミングが好きな曲とか、するかもです。
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