病院の待合室では、時間が余にもゆっくり進むという話
19 12 月 2009
2 Comments
病院の待合室は退屈だ。
僕の場合、8:00に病院に着くと、注射だけの時でも9:30まで、ドクターの診療を受けると11:00頃まで待たされる。おまけに、待合室では携帯電話が使えないから手持ち無沙汰。
必然的に他の患者さん達の声が耳に入ってくる。
今朝もそうだった。
ちょうど僕が座った席の前で、おそらく80歳過ぎだろう、老夫婦の会話が聞こえた。
「私は、整形外科にも行かなきゃいけないので、先に向こうに行ってますよ。」
「えっ?」
「だから、整形外科では2番の札持っていますから、向こうに先に行ってますよ。」
「・・・ちょっと、待て、お前はここに座ってろ。」
「だから、先に整形外科に行ってきますよ。」
「その札、俺に見せろ」
「・・・」
「お前は2番だ!!」
「だから、私は2番だから、先に整形外科に...」
ここまでの会話ですでに5分は経過している。
人は、歳をとると時間が短く感じるという。
確かに、これだけのことをお互い伝えるのに5分もかかっていたら、時間がいくらあっても足りないだろう。
そんなことを考えされられた。本当に歳をとるというのは、大変なことだ。
しかし、待合室での時間は思いのほか、ゆっくりと進む。
僕は、しばらく、おそらく1時間位待ってようやく看護婦さんに名前を呼ばれた。
そして、注射。その時間はほんの5分くらいだ。
処置を済ますと、会計の受付をし、そこのベンチに腰を下ろした。
しかし、時として、現実は人間の想像を超えることがある。
僕の後ろから、さっきのおじいさんの声が聞こえた。
「お前は2番だ!!!」
まだ、会話は終わっていなかったのだ。
まさむね





人って、同じ場所にいながらも、それぞれ別の時間を生きているんですよね。
おもしろいです。
柴本さん
こんにちわ。
この老夫婦は、おそらく長年寄り添って生きてきたんでしょう。
お二人の会話には、そういった長い時間の蓄積を感じさせました。
病院の待合室はいろんな人生と時間が交錯する場所で、僕は好きです。
Leave your response!
ページ
最近の投稿
リンク
人気エントリー
カテゴリー
カレンダー
アーカイブ