夏コミは、みんなで向うの世界と触れる時空間という意味でもう一つの靖国かも
夏のコミケに行ってきた。
とにかく、物凄い人だ。しかも暑すぎる。
話には聞いていたが、この3日間が1年のうちで東京ビッグサイトのジュース類の売り上げが断トツに1位というのはわかる。
僕が足を運んだのは、屋上にあるコスプレエリア。なんで、こんな暑い日差しの下、わざわざコスプレ衣装を身にまとうのか。レイヤーの方々には本当にご苦労様と言いたい。
しかし、一方でそこかしこに、疲れきって、座り込むオタク達。遠くから見ると、岩礁に休むトドの大群のようだ。もちろん、僕もその一人だが。。。
ここ1ヶ月位の間に、こうしたコスプレイベントを観て回っているが、写真を撮るカメコたち、写真を撮られるレイヤーたち、彼ら彼女らは本当に礼儀正しい。
黙々と並んで、声を掛けて、ポーズを取ってもらって、シャッターを押して...そんな光景がそこかしこに見られる。
これがもしビジネスライクなイベントだったら、みんな文句の一つも言いたくなるだろう。
でも、みんな整然として暗黙のルールを守って楽しんでいる。
同日、遠く九段下では靖国神社に参拝する人々がいる一方で、ここにはキャラになりきった人々がいる。この世ではなく、想像のもう一つの世界に触れようとするという意味では共通なものがあるのかもしれないと思った。
敢えて極論するならば、いずれにしても日本人は確固たる共通の宗教心がない分、それぞれが自分の想像の世界を持っている。それがこうしたコミケ的な世界に造っているにちがいない。まるで八百万の神々が彼らが描くそれぞれの漫画に降臨する、だからこそ、コミケはお祭りなのである。それにしても暑い...
僕が今年のコミケに足を運んだ一つはコスプレイヤーの人々と触れることだが、もう一つは、竹熊健太郎さんに会うためだ。彼は、このコミケでマヴォ5号を販売している。TシャツやDVDもそうだ。
しかし、カタログが重過ぎて探す気もうせる。現地で携帯で「たけくまメモ」を見れば出展場所がすぐにわかるだろうと考えた僕が間違っていた。携帯など、ここではつながるはずもない。一緒に現地を回っていただいたスタジオハードデラックスの方の話だと、docomo、au、SoftBankはそれぞれ中継車を出しているそうだが焼け石に水の状況だ。
さきほど述べた「トド」達が一斉にアクセスしようとしてる。つながるわけもないのだ。
しかし、僕も負けてはいられない、数十回のアクセスの末、「たけくまメモ」に到達。彼のブースをようやく知ることが出来た。
もちろん、竹熊さんは売り子としてそこにいた。暑さゆえに、相当、衰弱した感じだ。いつものパワーは無い。
「50歳の身にはコミケはつらいですよ。」
と笑っていた。
いきなり、竹熊さんのお父様が竹熊家のご先祖は景行天皇の部下の「タケノクマ」という人物ではないと言っているという話になる。
「いや、やっぱりタケクマという名前はどちらかと言えば、熊襲系じゃないんですか。」と僕も突っ込む。
旧友は挨拶そこそこで、いきなり深い話になれるところがいい。
でも、ここで深入りするのももったいなさ過ぎる話だ。
「お父様に家紋が何か聞いておいてくださいね、それでは、竹の熊さん祭りでまた。」
と言って別れた。今度、じっくりと語ってみたいテーマである。
ということで僕のオタクサマー第三段のコミケは終了。とにかく暑かった。
まさむね





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